不動産をシズらせる ― 一棟一戸を「粒立たせる」という発想
- 弘瀬 達也
- 9月19日
- 読了時間: 2分
画一化する不動産市場
いま、多くの賃貸物件や投資不動産は「立地」「築年数」「設備」で比較され、似たような条件の中で競い合っています。しかし、そこには「誰に住んでもらいたいのか」「どんな暮らしを叶えるのか」という視点が抜け落ちがちです。結果として、不動産は差別化できず、価格競争に巻き込まれる運命をたどります。

粒立たせるとは何か
SizzleLabが掲げる「不動産をシズらせる」とは、不動産一つひとつを「粒立たせる」ことです。粒立たせるとは、他にはない個性を見つけ出し、ターゲットとなる入居者像に向けて磨き上げること。たとえば「大型犬と暮らす家族」「在宅ワーカーのクリエイター」「趣味を中心にしたライフスタイル」など、具体的な人物像を描き、その人にとって理想の住まいを設計することです。
妥協しない不動産企画
不動産を粒立たせるには、広告コピーや写真の工夫だけでは不十分です。企画段階から「誰に」「どんな暮らしを」届けるのかを明確にし、リノベーションや新築コンセプトに反映させる必要があります。その過程で妥協せずに考え抜けば、物件は単なる住まいから「入居者の人生を映す舞台」へと変わります。
プロモーションとストーリーテリング
粒立った不動産は、プロモーションでも力を発揮します。物件を紹介する際に「立地や間取りの条件」だけでなく、「ここでどんな暮らしが描けるか」というストーリーを発信する。それは広告、SNS、内覧のすべてに共通する強力なメッセージとなり、入居者や投資家の心を動かします。
シズらせる未来へ
不動産の魅力は「建物」だけではありません。そこに住む人、描かれる暮らし、築かれるコミュニティまでも含めて、不動産は初めて「シズる」存在となります。
SizzleLabは、一棟一戸の不動産を丁寧に見つめ、粒立たせることから始めます。すべての不動産をシズらせる。その挑戦は、すでに動き出しています。

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